
日本語版スクールガイド
1. 小学校・中学校 2. 高等教育 3. 外国人の就学
1. 学年 2. 学級と学級担任 3. 障害児の教育
1. 編入の手続き 2. 新入学の手続き
1. 相模原市内で転居する場合 2. 相模原市以外へ転居する場合
3. 国外へ出る場合
1. 日本語の巡回指導 2. 協力者の派遣制度
3. 学校内での日本語指導
1. 学校の1年 2. 学校の1週間 3. 祝祭日
4. その他で学校が休みの日
1. 入学式と卒業式. 2. 始業式と終業式 3. 校外行事
4. 運動会 5. その他の行事
1. 学校の職員 2. PTA
1. 登校 2. 欠席、遅刻する時 3. 下校
1. 朝会 2. 休み時間 3. 清掃 4. きまり
1. 昼食 2. 給食当番 3. 給食費及び牛乳代金の集金方法
1. 教科 2. 道徳 3. 特別活動 4. 総合的な学習の時間
1. 教科書 2. 時間割 3. 評価
1. 自分で買うもの 2. 学校でまとめて買うもの 3. 無料で配布されるもの
1. 学校行事の費用 2. その他の費用
1. 先生との話し合い (1)家庭訪問 (2)学級懇談会
(3)面談 (4)授業参観
2. 学校からの通知
1. 学校の先生が調べるもの 2. 校医の先生が調べるもの
3. 学校で行うか、あるいはとりまとめて検査機関が調べるもの
1. 軽いケガや病気の時 2. 緊急を要するケガや病気の時
3. 学級閉鎖について 4. アレルギーについて 5. その他
1. 健康診断の結果と精密検査 2. 保険調査票 3. 心臓病調査票
1. 学校感染症 2. 出席停止
1. 家庭での学習 2. 日本の法律で禁止されていること 3. 宗教について
1. 子どもセンターと児童館 2. 児童クラブ 3 子ども会 4. 公民館

1. 小学校・中学校
日本では、満6歳を過ぎた最初の4月から小学校に入学します。小学校は、
6年間です。その後中学校へ進学し、3年間勉強します。
日本国籍を持つ子どもの保護者は、子どもを必ず小学校と中学校に通わせ
る義務があります。相模原市にあるほとんどの小学校と中学校は、公立ですの
で、入学試験はありません。市内には、公立小学校が76校、公立中学校が37
校あり、住所によって入学する学校が決まっています。
子どもたちは、小学校で「児童」、中学校で「生徒」と呼ばれています。
2. 高等教育
中学校を卒業してさらに高等教育を受けたい人は、高等学校で3年間の勉
強をします。高等学校の後には、大学や短期大学で、専門的な勉強をすること
もできます。高等学校以上の教育を受けたい人は、入学試験があります。
3. 外国人の就学
外国籍の子どもの保護者には、子どもを日本の小学校と中学校に通わせる
義務はありません。しかし、子どもを公立の小・中学校に入学させたい場合は、
年齢が義務教育の範囲であれば市の教育委員会に申し出ると、入学が許可さ
れます。
学校での子どもの取り扱いは、日本人の子どもたちと同じです。
授業料は無料で教科書も無償で渡されます。

1. 学年
日本の小学校・中学校では、同じ年齢の子は、同じ学年になります。しかし、
外国人の入学を許可する時は、日本語がよくわからないなどの理由で年齢相
当より下の学年に入った方がよいと判断され決定される場合があります。いっ
たん決定されると、その後、学年の決定や飛び級は中学校卒業までできませ
ん。
2. 学級と学級担任
小学校・中学校では、それぞれの学年をさらに学級に分けます。1つの学級
は、40人以内です。基本的には学級ごとに授業を行います。学級替えは、学
校によって異なりますが、小学校でも中学校でも毎年変える学校が多いです。
学級には、学級担任がいます。担任の先生は、子どもたちの学習や生活の
様子を把握しながら指導していますから、困ったことがあれば、まず担任に相
談してください。
3. 障害児の教育
特別な教育を受けることができます。それは、県立養護学校や公立の特定
の小学校・中学校にある障害児学級での教育です。入級を希望する場合は、
教育委員会の許可が必要ですので、下記へご相談下さい。

1. 編入の手続き
外国人が日本の小学校・中学校へ子どもを編入させたい時は、必ず外国人
登録証明書を持って、子どもを日本語の話せる人と一緒に教育委員会の学務
課まで申し込んでください。その際に印鑑のある人は、持ってきてください。
学務課では、保護者と相談しながら入学する学年を決めます。保護者は子
供と一緒に学校に行き、校長先生や担任から入学に必要なものや学校のきま
りについて説明を受けて下さい。
2. 新入児の手続き
4月から小学校・中学校へ入学させたい場合は、前年の10月に教育委員会
からお知らせが郵送されますので、それを持って教育委員会の学務課に来て
申し込んでください。
小学校に入学する予定の子どもたちには、11月頃学校に入学準備のため
の説明会がありますので参加してください。
1月22日頃に就学通知書(はがき)が郵送されますので、入学式の日まで
大切に保管するとともに、入学に必要なものを揃え、4月に備えましょう。
入学式は、4月5日(5日が土曜日の場合は7日、日曜日の場合は6日)で
す。保護者は、子どもとともに一緒に学校へ行ってください。

1. 相模原市内で転居する場合
転居により学区が変わる場合は、転校しなければなりません。転居が決ま
ったら、担任の先生に何月何日まで通学するかを連絡します。最後の登校日に
校に必要な書類がもらえます。
市役所の戸籍住民課で外国人登録証明書の住所変更が住んだら、外国人
登録証明書と学校からもらった書類を持って、学務課で手続きをしてください。
新しい学校が決まります。
2. 相模原市外に転居する場合
市内の転居と同様に、転居が決まったら、担任の先生に何月何日まで通学
するかを連絡します。最後の登校日に転校に必要な書類がもらえます。
転居先の市町村の役所で外国人登録証明書の住所変更が住んだら、外国
人登録証明書と学校からもらった書類を持って、転居先の教育委員会で手続き
をしてください。新しい学校が決まります。
3. 国外に出る場合
国外に出る場合は、退学となります。出国日が決まったら、担任の先生に何
月何日まで通学するかを連絡しておいてください。
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問い合わせ先 相模原市教育委員会 電話 754−1111 |
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1. 日本語巡回指導
日本の学校では、日本語で授業を行います。日本語を学ぶことはとても大切
なことになります。相模原市では、日本語のできない子どものために巡回指導
の先生による特別な日本語指導を行っています。
2. 協力者の派遣制度
日本に来たばかりで日本語がほとんど分からない場合には、協力者を派遣し
ています。
2011年度現在、市には、スペイン語、ポルトガル語、カンボジア語、ベトナム
語、ラオス語中国語の協力者がいます。自分の国の言葉で、教育についての
悩みを話したい場合は、この制度を利用してください。
日本語巡回指導及び協力者の制度を希望する場合には、担任または、市
の教育委員会に相談してください。
3. 学校内(国際教室)での日本語指導
相模台小学校には、外国籍の児童が10数名以上在籍しているので、学校
内に国際教室があります。1名または2名の先生が個別に日本語を指導してい
ます。子どもの日本語の理解度により、指導を受ける回数や内容は異なります。

1. 学校の1年
日本の学校は、4月に始まり、次の年の3月に終わります。1年を3つの学
期に分け、途中に長い休みが3回あります。
月 |
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4 月
5 月
6 月
7 月
8 月
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1 学 期
夏休み 7月21日〜8月31日
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9 月
10 月
11 月
12 月
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2 学 期
冬休み 12月25日〜1月7日
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1 月
2 月
3 月
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3 学 期
春休み 3月26日〜4月4日
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2. 学校の1週間
学校での学習や生活は、月曜日から金曜日までです。
(土、日曜日は休みです。)
3. 祝祭日
1月 1日 元日 |
7月第3月曜 海の日 |
1月第2月曜 成人の日 |
9月第3月曜 敬老の日 |
2月11日 建国記念の日 |
9月23日 秋分の日 (または22日) |
3月21日 春分の日
(または20日) |
10月第2月曜 体育の日 |
4月29日 昭和の日 |
11月 3日 文化の日 |
5月 3日 憲法記念日 |
11月23日 勤労感謝の日 |
5月 4日 みどりの日 |
12月23日 天皇誕生日 |
5月 5日 こどもの日 |
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祝祭日は、学校は休みです。また、祝祭日と日曜日が重なった場合には、次
の月曜日も休みになります。
4. その他で学校が休みの日
開校記念日 5月 1日

1. 入学式と卒業式
毎年4月のはじめに、入学した1年生を歓迎する入学式があり、校長先生や
上級生からお祝いの言葉があります。3学期の終わりには、卒業式がありま
す。
卒業式は、6年生が小学校に別れを告げるので、全校でお祝いをします。入
学式と卒業式は、親も出席できます。
2. 始業式と終業式
各学期ごとに、学期の始まりには始業式、1,2学期の終わりには終業式が
あります。それぞれ校長先生から話があり、学期の区切りとします。3学期の
終わりは修了式で、その学年が修了したことになります。
3. 校外行事
春、または秋に遠足があります。また、宿泊を伴う野外活動や修学旅行もあり
ます。これらは徒歩やバスや電車に乗って学校の外に出かけ、自然や文化を
楽しみます。
1年生 子どもの国 |
4年生 宮が瀬ダム |
2年生 ズーラシア |
5年生 箱根 |
3年生 江ノ島 |
6年生 日光 |
4. 運動会
秋の大きな行事として運動会があります。全校でいろいろな
競技を行い、先生や保護者、アーンスクールの児童や高齢者も
応援してくれたり、参加したりします。
5 その他の行事
健康診断、授業参観、音楽会、避難訓練、防災引き取り訓練、水泳大会、
スケート教室など他にも多くの行事があります。分からないことがあれば担任の
先生に聞いてください。

1. 学校の職員
学校の教員は「先生」と呼ばれています。学校の責任者は「校長先生」で、
校長先生を補佐するのが「教頭先生」です。そして学級を受け持っているのが
担任 です。また、特定の教科を受け持つ先生、子どもたちの健康を守る養護の
先生などが協力して子どもたちを指導しています。他にも事務員、学校作業
員、栄養士や給食調理員などが子どもたちの学校生活を支えています。
2. PTA(Parents and Teachers Association)
市内のほとんどの小・中学校では、PTAと呼ばれる組織があります。
PTAは、子どもたちの健全な成長を願って、保護者と教師が協力して活動
する会です。子どもが学校に入学すると、保護者はPTAの会員になります。
できるだけ活動に参加しましょう。子どもを通して親同士が親しくなり、いつでも
連絡が取り合えるようにしておくことは、教育上とても大切です。
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わからないことがあるときには、担任の先生に相談してください。
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1. 登校
学校では、小学生・中学生が通学する道を決めています。これを「通学路」
といい、危険の少ない道を選んで指定しています。親は一度、子どもと通学路
を歩いて、道路の様子に応じた注意を与えてください。
また、大部分の市内の小学校では、子どもたちは集団登校しています。これ
は、交通事故やその他の危険から子どもたちを守るために行っています。子ど
もたちは、近くに住んでいる子どもたちを誘い合って、一緒に登校します。集ま
る場所や時刻は、「登校班」というグループごとに決まっています。場所や時刻
は、近くに住んでいる上級生に聞くと教えてくれます。
中学生は各自で登校します。
2. 欠席、遅刻するとき
遅刻する時や休む時は、親が担任の先生に手紙(連絡帳)を書いて、近所
のお子さんに持っていってもらいます。緊急の場合には電話連絡でもいいで
す。必ず連絡して休むようにしましょう。
3. 下校
下校時刻は、学年や曜日によって違うので、子どもたちは、
さそい合って安全に気をつけながら「通学路」を通って帰ります。

1. 朝会
ほとんどの小学校・中学校では、週に1度(月曜日か火曜日に)全校の子ども
が集めて集会が開かれます。
校長先生他その他の先生方が、子どもたちに学校生活に必要ないろいろな
話をします。この時、児童や生徒はクラスごとに整列して聞くのが習慣になって
います。
2. 休み時間
授業と授業の間には、休み時間があります。この時に、子どもたちは自由に
過ごしますが、学校の外に出ることは、できません。また、おやつを食べてはい
けないことになっているので、だれもおやつを持ってきません。特別の持ってき
てよい日には、学校から連絡があります。
3. 清掃
日本の学校では、学習活動の一つとして教室や教具を自分たちで片づけま
す。それは、働こうとする姿勢を育てるためです。教室や廊下や運動場等をいく
つかのグループに分けて、毎日清掃します。(清掃に当たることを「掃除当番」
といいます。)そのため、ほとんどの学校では、担任の先生が学期の始めに人
に2枚の雑巾を集めています。先生は、必要に応じて雑巾を子どもたちに使わ
せ、掃除を行っています。
4. きまり
子どもたちのだれもが気持ちよく生活するために、各学校では約束を決めて
います。これを「決まり」と言います。特に、服装や頭髪及びピアスやネックレス
等の装身具についての決まりは学校によって違うので、担任の先生によく聞い
てください。

1. 昼食
昼食は、原則として小学校は学校で用意した給食を食べます。学校で昼食を
とるのは月曜日から金曜日の間です。
また、特別の日(遠足や運動会)は、給食はでません。そのときは、事前に学
校から知らせがあります。食物アレルギーや宗教上食べられないものがありま
したら、担任にお知らせください。子どもに適応した食べ物も用意することもでき
ます。
2. 給食当番
小学校の給食で、準備や後かたづけは、子どもたちが交代で当番として行い
ます。その際、白衣に着替えて準備をします。白衣は、個人で購入して使用 し
ます。白衣の洗濯は自分の家でおこなってください。
3. 給食費及び牛乳代の集金方法
給食費及び牛乳代は、PTAのクラスの役員さんが月の中頃に集めます。
金額は、1ヶ月4000円です。事前に袋を渡しますので忘れないいようにお願
いします。
袋は登校したらすぐに役員さんに渡すようにお子さんに伝えてください。

1. 教科
学年と学ぶ教科は、下記の通りです。小学校は9教科で学びます。1年から
6年まで続けて学ぶ教科は、国語(日本語)、算数、音楽、図画工作、体育で
す。 1,2年生だけ生活科、3年生から社会、理科が加わり、5,6年生では、
家庭科と外国語が加わります。
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小学1年
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国語
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算数
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音楽
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図工
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体育
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生活
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小学2年
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国語
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算数
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音楽
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図工
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体育
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生活
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小学3年
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国語
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社会
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算数
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理科
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音楽
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図工
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体育
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小学4年
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国語
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社会
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算数
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理科
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音楽
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図工
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体育
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小学5年
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国語
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社会
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算数
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理科
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音楽
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図工
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体育
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家庭
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外国語 |
小学6年
|
国語
|
社会
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算数
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理科
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音楽
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図工
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体育
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家庭
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外国語 |
2. 道徳
教科以外に「道徳」の時間があります。道徳は、人間としてよりよく生きようと
する心や態度を育てるための時間です。
3 特別活動
教科と道徳の他に「特別活動」があります。この時間には、学級活動、児童
会活動、委員会活動、クラブ活動、学校行事などがあります。これらの時間で
は、学校生活の充実と向上を図るために話し合いや協力によって問題の解決
にあたります。また、スポーツや文化活動を楽しみ、特技等を生かしながら自分
を高めていく時間です。
4. 総合的な学習の時間
子どもたちが生きる力を身につけるために、身近なところから問題を見つけ、
解決していく学習活動です。教科で学んだことを生かし、学校内外の人に聞い
たり、様々な方法で調べたりします。

1. 教科書
許可書は新しい学年になると、国から無償で一人一人に渡されます。ただ
し、教科書以外にも学習に必要な本や教材を買うことがあります。これらの費
用は保護者の負担になります。
2. 時間割
小学校では、45分間を1単位時間として1日に4〜6単位時間の授業があり
ます。
学級ごとに1,2週間の学習計画が立てられ、これは「時間割」と呼ばれてい
ます。子どもは時間割通りに家庭から教科書やノートを準備してきます。
3. 評価
子どもたちの学習の達成状況や生活の様子などは、「あゆみ」(通知票)に記
入されます。これは学期の終わりに日に、担任の先生から子どもたちを通じて
保護者に渡されます。保護者は、子どもが頑張ったところを褒め、努力の不足
ているところは励ましてください。
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わからないことがあるときには、担任の先生に相談してください。
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学校で学習するために必要な教材や教具の購入方法は、学校によって多
少違いますが、大体は、下記の通りです。
1. 自分で買うもの
かばん(ランドセルを使用する子が多い)、ふでばこ、したじき、えんぴつ、 けし
ごむ、色鉛筆、糊、はさみ、ノート、上履き、体育館履き、体育着上下と紅白帽、
水着と帽子、給食の白衣など
上履き、体育着などは、大部分の学校では指定されたものを購入することに
なっていますので、学校の先生の説明をよく受けて下さい。
2. 学校でまとめて買うもの
学校で使用する特別な教材については、学校が一括して購入し、後日代金を
保護者から徴収することがあります。この場合は、担任の先生がプリントなどで
知らせてくれます。
3. 無料で配布されるもの
教科書及び副読本

1. 学校行事の費用
遠足、キャンプ、修学旅行、学校が主催する音楽会等の費用。
その都度担任から実施日と費用が知らされるので、決められた日までにお金
を納めてください。
2. その他の費用
・給食費 月額4000円
・PTA会費 月額250円
(兄弟姉妹が相模台小学校に通っている場合一番上の人が払います。)
・卒業アルバム代
・文集代
・教材費他
学年やクラスによって金額や集金日が違うこともあります。

1. 先生との話し合い(家庭訪問、保護者懇談会、授業参観)
保護者と先生が話し合う機会は、主に次の4つです。これらの実施日や時
間は、事前に担任の先生から保護者に知らされます。
(1)家庭訪問
担任が児童・生徒の家を訪問して、保護者と子どもの教育について話し合
います。
(2)学級懇談会
保護者が学校に出かけ校長先生の話を聞いたり、担任の先生と話し合っ
たりします。
(3)面談
二者面談・・・・・担任と保護者
三者面談・・・・・担任、児童と保護者
*話を理解する上で不安がある時は、指導協力者に加わってもらうよう事
前に学校に連絡しておくとよいでしょう。
(4)授業参観
1年に数回あります。お知らせが来たらできるだけ学校に行って、子どもの
勉強している様子を見てあげてください。
*上記以外の日でも、担任の先生と話したい時は、事前に連絡すると話す
ことができます。問題が起きた時は、家で悩まず、すぐ先生に相談しまし
ょう。
2. 学校からの通知
子どもを通して、学校からいろいろな通知(プリント)が配布されます。学校
だより、学年だより、学級だより、PTAだより、給食だより、保健だよりなどが
あります。大事なことが書かれていますので、必ず読んでください。また学
校にはいると「家庭環境調査票」が渡されるので、家族構成などを記入して
担任の先生に提出してください。

学校で子どもの発育の様子や、病気がないかどうか調べるために、以下の
項目について各学年毎に定期的に健康診断を行います。健康診断の日時や
注意事項は、そのつど学校から連絡があります。
1. 学校の先生が調べるもの
2. 校医の先生が調べるもの
内 科 |
心臓や肺の音に異常があるか、また皮膚の病気、栄養状態姿勢
などを調べます。
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眼 科 |
目に病気があるか調べます。
(小学校1・4年、中学校1年及び症状のある児童生徒が対象)
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耳鼻科 |
耳、鼻、喉に病気があるか調べます。
(小学校1・4年、中学校1年及び症状のある児童生徒が対象)
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歯 科 |
むし歯や口の中に病気がないか、歯並びなどを調べます。 |
3. 学校で行うか、あるいは取りまとめをして検査機関が調べるもの
結核検診
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学校から問診票が配られます。学校医の判断により、X線撮影が必要になる場合もあります。
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尿検査
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尿の中にタンパクや糖、または血液が混じっていないかを調べま
す。
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寄生虫卵
検 査 |
体の中にぎょう虫がいないかを調べます。 |
心電図
検 査 |
心臓に異常があるかを調べます。 |

1. 軽いケガや病気の時
お子さんが軽いケガをしたり病気を訴えて来たりした場合、学校の先生が保
護者に連絡して、お子さんを迎えに来てもらうようにします。その後、病院で診
察を受けることをおすすめしています。
2. 緊急を要するけがや病気の場合
ご自宅や勤務先などへ電話し、保護者と学校で了解し合った病院に連れて
行くことを原則としています。ただし、保護者が不在で連絡が取れない場合や
緊急を要する事故や病気でできるだけ早く医師に診てもらう必要があると判断
した場合、救急車で日本の病院へ連れて行くこともあります。
日本の病院で診察を受けたときは、保険証がないので、費用(保護者負担)
が高くなりますが、この点をご了解ください。
3. 学級閉鎖について
日本では冬になると、インフルエンザが流行します。インフルエンザにかかっ
た児童が多いクラスは、それ以上の流行を防ぐため、学級閉鎖をすることが
あります。この閉鎖は学校医と校長が相談して決定します。学級閉鎖になる
と、お子さんがインフルエンザにかかっていなくてもクラス全体が休みとなりま
す。1回の学級閉鎖はだいたい4日間ぐらいがふつうです。
4. アレルギーについて
特定の食べ物、薬や動物の毛などでアレルギー症状を起こしたことのある
お子さんがいましたら、どんな場合に、どんな症状が出るのかを担任または保
健室の養護の先生にお知らせ下さい。
5. その他
・学校の保健室には、風邪の薬などの飲み薬は用意していません。したがっ
てお子さんに薬を与えることはできません。
・お子さんの持病や体質について、学校でも配慮が必要とお考えのご家庭
は、その旨を担任または保健室の養護の先生にお知らせ下さい。

1. 健康診断の結果と精密検査
健康診断の結果、異常等と思われるところがあった場合には、お知らせが配られますので、早めに医師に診てもらってください。
また、心臓病、肝臓病、肥満、結核については、全額または、費用の一部を
市の負担で精密検査を行います。詳しくは、学校の先生に聞いてください。
2. 保健調査票
子どもの定期健康診断の参考資料にしたり、日常の健康管理の資料にしたり
するので、毎年4月に保護者は、保健調査票を担任に提出します。保健調査票
の記入にご協力下さい。
3. 心臓病調査票(1年生・転入生のみ)
毎年4月に1年生と転入生だけ心臓病調査票も配布します。記入して担任に
提出します。ご協力くさい

1. 学校感染病
学校は集団生活の場ですから、感染症については、特に配慮が必要です。
学校において予防すべき感染症は次の通りです。
第1類 |
エボラ出血熱、クリミア・コンゴ出血熱、痘瘡、南米出血熱、
ペスト、マールブルグ熱、ラッラ熱、ポリオ、ジフテリア、
重症急性呼吸器症候群(病原体がコロナウィルス属SARSコロナウィルスであるものに限る)、
鳥インフルエンザ(病原体がインフルエンザウィルスA属インフルエンザAウィルスであって、その血清亜型がH5N1であるものに限る |
第2類 |
インフルエンザ(鳥インフルエンザ(H5N1)を除く)、百日咳、麻疹(はしか)、
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)、風疹(三日ばしか)、水痘(水ぼうそう)、
咽頭結膜熱(プール熱)、結核 |
第3類 |
コレラ、細菌性赤痢、腸管出血性大腸菌感染症、腸チフス、パラチフス、
流行性結膜炎、急性出血性結膜炎、その他の感染症(溶連菌感染症など) |
2. 出席停止
上の感染症にかかったら、必ず担任に電話してください。その場合、学校長の指示により、決められた期間、出席停止となります。相模原市の学校では、登校
の許可を受けるためには医療機関で医師の診療を受け、「治ゆ証明書」を学校
に提出する必要があります。

1. 家庭での学習
子どもが成長する上で、家庭教育と学校教育は車の両輪のように大切です。
家庭教育は保護者が責任を持ちますが、特にそれぞれの国の文化(言葉も含
めて)については家庭でも関心を持つことが重要です。また、学校での生活や学
習について子どもから話を聞き、問題があった時は、アドバイスをしてあげてく
ださい。
学校から家庭学習の課題として「宿題」が出されることがあります。宿題は、
子どもが自分の意欲と責任でできるように援助してください。
2. 日本の法律で禁止されていること
日本の法律では、お酒を飲んだり、たばこを吸ったりすることは、20才になる
まで禁止されています。
オートバイや自動車は、免許を取ると運転できますが、小・中学生では、免許
をとれません。また、小・中学生は、就労もできません。
3. 宗教について
日本の学校では、特定の宗教を子どもの強制して教えないことになっていま
すので、宗教の時間はありません。宗教教育は家庭に任されています。

1. こどもセンターと児童館
児童に健全な遊びを提供し、交流を図る施設が2つあります。児童は、放課
後や学校が休みの日に利用できます。
○こどもセンター 午前9時から午後5時
○児童館 平日 午後1時から午後5時まで
学校が休みの日 午前9時から午後5時まで
2. 児童クラブ
下校後、帰宅しても家庭の事情で適切な保護が受けられない児童(原則として小学校1年から3年)を預かる施設があります。ここでは、遊びや生活指導をしています。希望者は担任に相談してください。
○市立児童クラブ(小学校や子どもセンターなどに設置)
○民間児童クラブ
費用は、市立の児童クラブは以下の通りです。民間の児童クラブは施設に
よって異なります。
・育成料 :児童1人につき1か月5,300円
・おやつ代 :児童1人につき1か月2,000円
・延長育成料 :児童1人延長利用1回につき200円
3. 子ども会
地域で子どもの交流を深め、仲間作りを応援する組織として「子ども会」が
あります。子ども会に加入したい場合は、小学生を持つ近所の保護者に相談し
てください。ただし、市内の一部地域には、子ども会がありません。
4. 公民館
地域の人々が、学習、文化、スポーツ・レクリエーションなどの活動を通し
て、話し合い・学び合いながら、心のふれあいを高めるために、市内には22か
所に「市立公民館」が設置されています。公民館には、子どもから高齢者まで
年齢に関係なく、多くの市民に利用されています。

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